樹研(いつきけん)について


樹研は、欧州出身の研究者と技術者によって設立されました。日本の理化学研究所での出会いによりユニークな研究を通していろいろな日常の問題の発掘とその解決に取り組んできました。



最初に直面した問題:臭気とカビ


日本での生活では、故郷と違う新しい生活様式を受け入れ、異なる気候に慣れる必要がありました。日本は非常に湿度が高く、カビの問題も多く発生しています。細菌やカビは、飛散することで、室内を汚したり、においが発生したり、健康上の問題を引き起こします。みなさんも経験があると思いますが、お風呂、窓枠や換気のよくない湿った部屋の隅などです。一度カビが発生してしまうと、いくら掃除をしても根絶することは難しくなります。



私たちの技術の誕生


可視光紫外線は、臭いの原因でもあるバクテリア、真菌やカビを効果的に不活性化することができることが判明しています。そこで私達は、屋内の空間を自然に除菌できる照明技術の開発を始めました。 そのとき、日常生活に一切支障がないことと光の質に拘りました。除菌特性を備えた高品質の白色光を得ることに成功し、PurpleBlueTMテクノロジーと名付けて特許を取得しました。



PurpleBlueTMテクノロジーの検証


COVID-19を含むすべての気中感染症は、人々が話したりくしゃみをしたりすると排出されるマイクロ飛沫で広がります。従って、COVID-19が空中に浮遊しているときに、私たちの開発した白色光が、COVID-19に及ぼす潜在的な影響をテストすることが重要でした。イタリアの ViroStatics社の協力を得て技術検証しました。同社 はウイルス感染症、腫瘍、炎症性疾患の分野における医薬品の開発に取組んでいます。